由奈です。
私は疑う気持ちと、好きで信じたい気持ちの狭間で揺れ動いていました。
他のバイト仲間に聞くこともできましたが、話をややこしくしたくないのもあって私は聞くことをしませんでした。
お泊りでタブーを犯しました
そして、いつも通りの関係が続いていたある夜…
お泊りをしていて、先に達也くんが寝てしまいました。
疲れていたようでかなりグッスリ寝ています。
彼は一度寝るとなかなか起きません。
「今しかない」
私は思いました。
達也くんの携帯はロックされてない。
震える手で携帯を持ち、トイレで携帯を盗み見しました。
(皆さんはマネしないで下さいね)
メールの受信履歴に「絵里」という文字がありました。
それは多くはありませんでしたが、最近のメールでした。
私は恐る恐るそのメールを開いてみました。
「今日もお疲れ様。バイトばかりで忙しいの?私も大学が忙しくてなかなか会えないね。早く会いたいなぁ。」
というメールや
「この前、達也のお母さんと一緒に買い物行ったよ~お母さんが誘ってくれたの~」
他にも色々メールを見て、私の心は無でした。
そして送信履歴も見ました。
「うん。バイトばっかだよ~。ライブもあるし…俺も早く会いたい」
「母親から聞いたよ。楽しかったみたいだね」
返信は短くいつもの達也くんの感じでしたが、とても優しく大事そうに絵里を想ってる感じが他のメールからも伝わってきました。
嫉妬の炎が燃え始める
私は遊びで、絵里が本命なんだろうなというのが伝わりました…
私一人が除け者で、達也くんと母親と絵里は上手くいっている。
その構図がとてもみじめでした。
裏切られている事実を目の当たりにして、私は決意しました。
「私の純粋な愛情を弄びやがって」
「絶対に私に惚れさせてやる」
怖い…
私は本当に性格が悪いんだと思います。
変に負けず嫌いなところも災いして、達也くんに執着していました。
良い風に言えば、彼の事が本当に好きだったんだと思います。
愛情は憎しみに変わるというアレですかね?(笑)
普通の人なら、気づいた時点で「こんな男なし」となるのですが、私はどうしても許せなかった。
ここで私が引いてしまったら、あの三人は何事もなかったかのように幸せに過ごしていく。
今思うと「それで良かったじゃない」と思えるんですけどね…
精神的に未熟な私は、どうしてもやり返したい負けん気が出てしまいました。
これは性格なんでしょうね。大人ならやり過ごすのだと思います。
携帯を見ても事実はまず隠した方が良い
とりあえず、怒りや悲しみを抑えて冷静になりました。
携帯を見たことも、事実を知ったこともその時は、全て隠しました。
事実を知ってそれを責めたって私が捨てられるだけだから。
今は分が悪いと思ったのです。
それを分かっていたから、平静を保ちました。
どうせ、私が責めても
「勘違いだよ。気にするな」で達也くんは話を終わらせます。
携帯を見たというと、確実に捨てられる。
「絶対に私に惚れさせて後悔させてやる」
愛が憎しみに変わった瞬間でした。
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